中学の学級懇談会で保護者に喜ばれる子育てネタ6選!懇談会に行こうという気にさせるテクニックを教師歴35年が教えます!

学級懇談会で喜ばれる子育てネタ6選 若手教員、教務の方へ

中学の学級懇談会で保護者に喜ばれる子育てネタ6選

前もって司会の保護者とテーマを決め、
学級懇談会をしますが、
盛りあがるとき静かな懇談会となるときがありました。

懇談会の後日談となりますが、
『懇談会の中で出た・・・・』ということだけど、子どもにやってみて良かったよ」と
言われたこともありました。

下記のネタ(内容)を主テーマとした学級懇談会はできないですが、
経験上、懇談会の中で補助的に使うこと
懇談会が盛り上がりやすい、また子育てで喜ばれやすい「子育てネタ」を6つ選びました。

  1. 漢字を覚えることと語彙力を高める方法
  2. 忙しい毎日だけど、心の「余裕」作り、2つのポイント
  3. 子どもの生活力を伸ばすメタ認知力の育て方
  4. 「勉強しなさい」って言うかわりに使えるフレーズ
  5. 受験期だからこそ再チェック学習習慣8項目
  6. 10年後、親も子どもも後悔しない就職進学のために

もちろん30人の保護者がいたとして、
全員に役に立つ内容ではないです。
何人かの保護者、何組かの家庭に
役に立てばいいと学級懇談会用に整理しました。

次に6選の概要を説明しますが、保護者向けの語り口調になっています
子育ては親育ちです

いろいろなことにぶつかり葛藤しながら親も子どもとともに成長していきます。

保護者に喜ばれるネタ①漢字を覚えることと語彙力を高める方法

中学に進学すると途端に弱くなる(しなくなる)生徒があります。
何かというと

漢字を覚えること

小学校時は毎日のように宿題となっていて、
週一回くらい漢字確認テストがあったことでしょう。
中学校も宿題として出されるし小テストもあるけど、
覚えてなくてもスルーしやすいです。

あとで、困るのは当人なんだけど、、、、

中3の受験期ともなると、
とにかく暗記暗記で一層学習意欲が低下してしまいます。
それまでに、
漢字を一つでも多く、
また漢字を覚えるスキルや語彙力を増やしておくことが望まれます。

子の興味をひくような方法を親に知ってもらうこと

漢字の覚え方、家庭で親が工夫できる実践方法は4つ

  • とにかく書いて覚える**一番の基本**です
  • 部首の組合せで覚える
  • 漢字の雑学を利用する(ネットに漢字雑学のサイトが多くある)
  • 習字書道塾に行って覚える 弟妹がいる家庭向け

語彙力up 家庭でできる工夫(取り組み)は家庭内での会話と体験

会話、
例えば
グルメ番組を見て、食レポの言い換えをしてみること

「このパンケーキは美味しいです!!」
私なら
「このパンケーキは口の中でふんわりととけ、食感が良いです。」
って言う。
なるほど、じゃ
「ふくよかな食感がこのパンケーキの豊潤さをひきたたせます。」
ってのはどう?

そして見落としがちだけど、
語彙力upは読書習慣だけじゃなく生活体験もポイントです。

体験、
例えば
木漏れ日(こもれび)、、、
実際に木漏れ日を見ないとわからないですよね。
ハラハラ、ドキドキもかな?

木漏れ日

百聞は一見に如かず、読書だけではイメージが膨らまないこともあります

【漢字の覚え方で子の興味をひくような方法の例】

面白い!瞬間の例】「女」「母」の違い【この漢字どう生まれたの?】

なぜ?って考えること たいてい理由がある
【例】漢字の「右」「左」の書き順はなぜ違う?

漢字は書いて覚えるがまず基本

受験までに一つでも多くの漢字を書いて覚えることが一番です。その時書き順も覚えることができる漢字練習帳を使うと一層効果的です。

保護者に喜ばれるネタ②忙しい毎日だけど、心の「余裕」作り、2つのポイント

親のイライラは子どもに伝染します。
親が自分を褒めることができると
子どもも自然と、

自分を認めながら
目標に向かうという生活力が育つ。

親自身、忙しい毎日の生活ですが、
しなければいけないという義務感から、
どうやって肩の力をフッとぬくか
工夫したいことです。

心の余裕(工夫)についてのポイントは2つ

・エスケープの考え(手段)を持っている
・自分の子育てを加点法で見る

ここでは「自分の子育てを加点法で見る具体的な方法」の一つ

自分の考え方の癖を変える

について紹介します。

「◯◯じゃなかったら」とか「もし、・・・だったら」「もし、・・・・できていれば」的な考え方をするタイプの人向けの話です。

過去を振り返って、「あの時こうしていたらな」と思うことが多い人は知らず知らずのうちに減点法になっています。

同じ過去を振り返るのなら、
「じゃあ、次は・・・しよう」とか「あの時は・・・やっていなかった、次は・・・しよう」
と考えるようにします。

人によっては楽天的に考えるという人もあります。

 

「でも」「だって」「だから、いったでしょ」

といった「口癖」も減点法になっていることがあります。

失敗であったにせよ子育ては加点法の考え方で

出来るようになったことをどれだけリスト化できますか?意識次第で出来るようになります。

口癖、言葉遣いは、自分の考え方、人に与える印象などに強く影響がある

言霊という言葉があるくらいで、言葉遣いは自分が思っている以上にいろいろな面でその人の生き方に影響します

保護者に喜ばれるネタ③子どもの生活力を伸ばすメタ認知力の育て方

わかりやすく言うと「自分自身や物事を客観的に見る力」です。
昔からよく言われること。

子どもにつけておきたい大事なことは

学力や生活習慣、めげない心って思いがちだけど、
私の経験上(子どもが30歳くらいになったからわかること)
子育て、子につけておきたい力で一番大切なことは

「子ども自身がやりたいことを見つけられる力」を持つ育てる 

ことです。

子どもが何か興味関心がありそうなことをつぶやいた時、
好奇心というやつですね、
親にとっては興味関心のないことでも、それに付き合う

また、その力を育てるための認知力の伸ばし方(育て方)は、
いろいろな出来事や場面のことを子どもに説明させてみることが効果的です。
(親子の会話が自然と子の認知力を高めます)

とはいっても、思春期の親子の会話ってなかなか難しいので具体例を紹介。

悪い点数のテストが返ってきた時を考えます。
親は「テスト前の勉強はどうだった?」と聞きます。
「・・(あまりしなかったといった内容)・・・」との返事でしょう。
そこで、
「そうか、なるほどね それで?」と聞きます。
悪い点数だったことは本人も分かっているでしょうから、
次はしっかり勉強するといった返事が返ってきます。

親としてこれならいいと思わばそれで終わり。
でも、ここは押さえておきたいと思ったら、

「そうか、・・・(子どもが言ったことを繰り返す、オウム返しと言います)・・・ということなんだね、それで?」
と聞き返します。
ただ、あまりしつこくならない程度にします。
親として意識したいことは、
親が答えを言うのではなく、子どもに考えさせ、気づかせることです。
一回や二回で、本人の気づきが深まりはしないので、
ちょっとずつ聴く機会を持ちます。
興味関心があることを持っている、やりたいことを見つけることができる人が運をつかむ

「やりたいことを見つけることができる人が運をつかむ」ということも言えます

基本は子どもが考える、見つける

子育てで大事なことは、時として「待つ」ことができる親である

保護者に喜ばれるネタ④「勉強しなさい」って言うかわりに使えるフレーズ

子どもが
「何のために勉強するの?」
「勉強って何の役に立つ?」
「お父さんお母さんはどんな時に勉強したことが役に立った?」
聞いてきたときも同じです。

「勉強しなさい」って言うくらいで勉強するのは、
せいぜい小学校中学年までです。

中学生になれば、
逆効果にしかならない。
親としても頭が痛いところのはず。

子どもも勉強することが自分の将来にどうつながるか
ぼんやりとはわかっている、
しかも、そのぼんやり故の不安もある。

「勉強しなさい」って言うかわりになんて言えばいい?
そのためには、親が次のことをしっかり考えます。

親は子どもに何のために勉強させる?

親として大事なことは、
何のための勉強か、
まず親が考えること

次に、
子どもが聞いてきたとき、
パターンで対応が異なる

a 勉強が嫌いだから、したくないから(テスト勉強せずにテストの点数が悪かった)
→ 今後の子との関り方を変えていく。

テストの点数を目標にして、
〇点を取るための学習計画を立てる。
これまでのテストの点数+10点 というような目標でもいいかな。ちょっと意識して生活したら、
達成できるはずの目標にします。目標達成が出来たら、
意識と実行のレベルが高まったと判断、
もう一ランク上を目指します。目標達成が出来なかったら、
知らず知らずのうちに手を抜いてしまっていると思い、
学習方法を再チェックし、
直していく。

b テスト勉強したのにテストの点数が悪くショックだった
→ 失敗をどうとらえるか話す。

失敗、失敗体験というとマイナスのイメージがありますが、
何もしない人やチャレンジしない人は失敗はしないんです。
失敗は「チャレンジした」ことの証明書のようなものです。
何かに挑戦して失敗したことは、
何もしなかったことより格段素晴らしいことを子どもに教えてあげたいです。工夫をすることなく同じ失敗を繰り返す、
そんな失敗を軽く受け止めてはいけないけど、
取り返しのきかない失敗はそうないです。「失敗は挑戦をした証拠、次は失敗しないように工夫したらいいんだ」
といった考え方を
子どもに育てたいですね。

c 単純に素朴にそう思って
→次に書くことを参考に親なりの回答をする。

・英語ってしゃべれないといけないって、
よく耳にするけど、
プログラミングをやっていると
英語の単語力や読解力だって必要なことがわかる。
調査をしていると英語の文献に出くわす。
自分の研究を発表したい、英作文力があれば、世界に発信できる。・受粉で実ができることを習っていたら、
白イチゴの花粉を赤イチゴに受粉させたら、
どんな実がなるかな?
これは実験したらわかる。
じゃ、白イチゴってどうやって作ったのかな?自分が興味関心があるものに出会い、
より深く調べたい、
もっと詳しく知りたい!
と思った時に学校で勉強したことが生きてくる。
自分で答えが見つけられるよう種をまいておく

子どもへの対応や回答はあなたは何のために子どもに勉強させているの?の答えとつながってきます。

保護者に喜ばれるネタ⑤受験期だからこそ再チェック学習習慣8項目

効率的な学習スキルが身についていることも大事だけど、
習慣(心がけだけ)で学習効率が変わることもある。

学習スキルを身につけるには時間がかかるけど、
習慣(心がけ)なら
今からすぐに変えることもできる。

でも、中学生ともなると納得がいくというステップが大事
そこで親として語りたいことが
次のこと

なぜ勉強するのか、

 

単に成績が良いことが素晴らしいことではなく
人と比較するのではなく、
自分の力を本番で100%出し切る方法を身につけることだと
お子さんが理解してくれるように話すこと

そのうえでチェックしたい具体的なことですが、

塾講師の経験もあるのでわかること
成績がのびる子はできて、振るわない子ができていないこと8項目

① 塾の授業開始5分前に来て、準備する子
② 自習室があれば積極的に自習室を使う、活用する子
公立の図書館の活用。
③ 自分の学習の状況をわかりやすくしゃべれる子
5W1H「When:いつ」「Where:どこで」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」を基本にし、特に理解が不十分なところを明らかにして、話せるようにします。
④ ノートをまとめるより、問題が解けるかどうかで理解を判断する子
⑤ わからないところを2日以内に先生か塾講師に聴き解決する子
⑥ 必要なものだけを整理してカバンに入れている子
成績がのびない子に共通すること
⑦ 学習を開始してからシャーペンの芯を入れることがわりとある子
⑧ 忘れ物のある子
・宿題の忘れ物
・テキストを忘れる、解答集を忘れる
・いつもと違うものを持ってくるよう指示した時、よく忘れる
・塾の日や時間が変更になった時、そのことを忘れる

効率的な勉強方法って

まずは型(学習のスタイル)から入っていくことも有効性が高い学びのスキルを身につけることもある

保護者に喜ばれるネタ⑥10年後、親も子どもも後悔しない就職進学のために

転職が普通にあり得る皆さんのお子さんの10年後20年後、
いい就職・転職をするためには、
正しい情報を収集するスキルが求められる。

就職先選びに関わるリスクや就職後のリスクを事前の情報収集で分析・予測し、
リスクを回避、リスクテイク(リスクに立ち向かう)することが必要。

バイト探し、職探し、転職先探し、いろいろなサイトsnsがあるけれど、
本当に力や能力がある人が使っているのはLinkedInメディアにつられないことを教える

高校卒業後は多種多様な選択肢があるので、
中学校の時のような学校からの説明はありません。
進路指導室に行くだけでなく、
ネットでも情報収集がしやすくなっている。

進学就職となると目の前のことに意識が集中する。
子どもが30歳にあたりになった親だからこそわかること
がある。
子どもに意識させたいこと
それは

職業別の有効求人倍率の情報収集と表に出ない求人や需要についてアンテナをはっておくこと。

そして、もうひとつ
「福利厚生」についての学習と情報収集
福利厚生とは、企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬のことですが、
思っている以上にリスク回避に重要。

ネットでの情報の収集スキル

ネットでの収集できる情報の中から本当に価値ある情報を取得するスキルを育てる

懇談会に行こうという気にさせるテクニックとは

ポイントは保護者のニーズに応えること

・次の学級懇談会も行こうという気にさせるため、
保護者に喜ばれる「子育てネタ」プリントを用意した

教師にとり学級懇談会とは
保護者といい関係を作る機会の一つ
でも、個人面談とは違う
保護者同士の横のつながりも作ってもらう場。
とにかく保護者に気持よく参加してもらうことが大事。

保護者のニーズに応えた懇談会

担任として、次も行こうと思ってもらえる懇談会にするために子育てネタプリントを作った

次の学級懇談会も行こうという気にさせるため、 保護者に喜ばれる「子育てネタ」プリントを用意した

保護者とっての学級懇談会とは

必要とは思うけど、不安な気持ちもある学校行事

なぜ不安なのか、または緊張するのか
不安感緊張感を少しでも和らげる懇談会にするにはどうしたらいいか。
3つの要素がありそう

  1. 何をしゃべったらいいか悩まずにすむ懇談会
  2. 司会を任せられても進行に悩まなくてすむ懇談会
  3. ちょっとでもいいから子育ての参考になることが見つかる懇談会

「子育てtips」プリントを用意することは、
保護者に喜ばれることになる
なぜなら「子育てtips」プリントがあることで
③ がかなう
② についても当初の打ち合わせたテーマで沈黙が続きそうなとき、
用意したプリントに話を切り替えればいいので、司会も楽
① プリントについて聞きたいことがあれば質問したらいいけど、
無理してしゃべらなくてもいい

プリントを用意することで、
ニーズに応えた懇談会になり、
これなら次の学級懇談会も行こうという気になりやすい。

気楽に参加してもらえると
横のつながりも自然とできていく

和やかな懇談会のイメージ

 

中学校学級懇談会のために準備した「子育てtips」プリントとは

主として中学1年生
・漢字を覚えることと語彙力を高める方法
・忙しい毎日だけど、心の「余裕」作り、2つのポイント
主として中学2年生
・子どもの生活力を伸ばすメタ認知力の育て方
・「勉強しなさい」って言うかわりに使えるフレーズ
主として中学3年生
・受験期だからこそ再チェック学習習慣8項目
・10年後、親も子どもも後悔しない就職進学のために

学級懇談会はだいたい年3回
3学期の懇談会は、顔見知りになっていて話が盛りあがりやすいので、準備しなくてもいいことが多かった。
中学校3年間で、6回分の子育てネタが用意出来ればいい。
だんだんと6パターンにしぼられていった

ただ、担任をしていたのは20年前。
20年たっても変わらないこともあれば、
情報的に古くなっていることもあるので、
全面的に書き替えている。
担任をしていた時のプリントではないので了解をしてください。
主として中学1年生 ・漢字を覚えることと語彙力を高める方法 プリントはこちら

漢字を覚えることと語彙力を高める方法*   中学3年までに漢字を一つでも多く覚える。 漢字の覚え方 **国語の定期(中間、期末)テストを利用して、 [覚え方 a ] とにかく書いて覚える  ← 一番の基本 (アドバイス)漢字を覚えるときは、一画一画イチ、ニー、サン、、、と口ずさみながら描きます。 口ずさみながら描かないと絵を模写しているようなもので漢字が効果的に覚えられません。 [覚え方 b ] 部首の組合せで覚える  (アドバイス)昔は、漢字辞典を使うため、個々の部首名も覚えることが必要でしたが、今は単に組合せだけを意識したらいいです。 でも、部首(へん・つくり・かんむり・あし・たれ・にょう・かまえ)くらいの名称は覚えておきます。 **普段の生活の中で興味を持たせる 国語の定期テスト以外 [覚え方 c ] 漢字の雑学を利用する(ネットに漢字雑学のサイトが多くある)  ・「元日」「元旦」の違いなんかは典型ですね。 ・「女」「母」の違い【この漢字どう生まれたの?】  ・「右」「左」の書き順はなぜ違う? 【なぜ?って考えること たいてい理由がある。】 [覚え方 d ] 習字書道塾に行って覚える 弟妹がいる家庭向け 塾が近所にあって、小学校低学年時お子さんが興味を持つなら、いいきっかけになります。 ちなみに書き順ってなぜ大事?きれいな字を書くのに必要だからです。書き順を覚えるのにも有効 **最低 書けなくても読めるようにしておく。(語彙力アップに関わる)** 音読をする。小学校高学年では目標(ねらい)が音読から朗読になります。 朗読というのはその文の内容を理解して、人に伝えることを目的とします。 この朗読を意識して音読をします。 そのことは自然と語彙力や読解力upにつながります。 語彙力upは家庭での会話と体験から 会話 日常生活での語彙力up(語彙を使って表現する力)  【例】グルメ番組を見て、食レポの言い換えをしてみる 「このパンケーキは美味しいです!!」→ 私なら「このパンケーキは、口の中でふんわりととけ、食感が良いです。」って言う。→ なるほど、「ふくよかな食感がこのパンケーキの豊潤さをひきたたせます。」ってのはどう? スイーツを買ってきた時や、夕食時のおかずをネタに言い換えをしてみるのもあり。 楽しんで言い換えをしてみることが大事です。 応用① ドラマの主人公の服装、スポーツを見ていてのファインプレー時。 応用② マンネリ化したら、「まるで」「あたかも」という言葉を入れて、言い換えてみる。「まるで、帝国ホテルのシェフが作ったかと思うくらい・・・・」 体験 見落としがちな語彙力と体験の関係 国語に限らず、学校での学習がスムーズに定着する(頭に中に入ってくる)には語彙力が大事です。 一般的には読書習慣がポイントですが、ここに忘れがち、勘違いしやすいことがあります。体験が必要な時もあるということ。 体験が語彙力をより豊かなものにする(将来やりたいことを見つける力とも深くかかわります。) 例えば、峠と山頂の違いってわかりますか?説明できますか? 実際にその場所に行けば、一発でわかります。 木漏れ日(こもれび)、、、 実際に木漏れ日を見ないとわからないですよね。      ハラハラ、ドキドキもかな?

主として中学1年生 ・忙しい毎日だけど、心の「余裕」作り、2つのポイント プリントはこちら

忙しい毎日、心の「余裕」作り、2つのポイント [1] お金について・・・・金は天下の回しもの、、、に [2] 時間について・・・・時間は作るもの(時間の家計簿) でも、無駄な時間も大事 [3] 心について・・・・・『このプリントのメインテーマです』 お金と時間に余裕ができると自然と心にも余裕ができますが、心にだけ注目して以下の2つを考えます。 ① エスケープの考え(手段)を持っている ② 自分の子育てを加点法で見る 心の余裕 *親の心の余裕作りは子どものメンタル作りにも自然とつながります* ① エスケープの響きが悪ければ、「一時避難」「一時逃避」「一時おさぼり」と考えてもらったらいいです。 で、そのエスケープの方法、 【しなきゃいけないけど、絶対!でなければ、やらない時があってもいい。】 その時、どうにもできないからやらないんだから、罪悪感を持たない自己嫌悪に陥らないことです。 むしろエスケープしている時に、自分ってよく頑張っているんだなと普段の自分を振り返ったらいいです。 まあ、開き直りと受け取ってもいいですが、、、。 【自分で何でもしようと考えずに、上手に人に頼る】 ただし、ポイントがあります。 人に頼ると期待するは違います。人に期待はしない!です。 「・・・・をしてほしい」と人に期待するとたいてい期待外れに終わります。 むしろ裏切られた感さえ持つかもしれません。これって自分にも相手にも重いです。 できる範囲でいいから、ちょっとでいいから「・・・・をして」とダメもとな気持ちで頼るのがポイント。 してもらえたら感謝、予想以上なら感謝感謝!!なのでマイナスになることはないですよね。 ② 加点法での子育て 加点法というのは、現在のレベルを基準にして、分かるようになったところ、できるようになったところ、進歩したところを点数として足していくというものです。 学校では、ある課題(問題)を論文形式で説明させ、それを採点する場合などで用います。 「○△について説明しなさい」という問題で、この説明に欠かせない言葉(キーワード)が5つあるなら、1つ書いてあれば、20点、2つ出てきたら40点というように、点数を足します。さて、加点法での子育てをするポイントは、、、、。 a. 自分の考え方の癖を変える。 まず、「◯◯じゃなかったら」とか「もし、・・・だったら」「もし、・・・・できていれば」的な考え方をするタイプの人向けの話です。 過去を振り返って、「あの時こうしていたらな」と思うことが多い人は知らず知らずのうちに減点法になっています。 同じ過去を振り返るのなら、 「じゃあ、次は・・・しよう」とか「あの時は・・・やっていなかった、次は・・・しよう」 と考えるようにします。人によっては楽天的に考えるという人もあります。 「口癖」は減点法になっていることがあります。 b. 自分を褒める日記帳を書く。(無理してやっても意味ないです) [ア] 出来るようになったことを書きとめる [イ] アルバムを作る 忙しくてとてもという人にはすすめませんが、書いたり作ったりしたものを読む見ることで「私って頑張っているよね」と感じる人にはおすすめです。 後で読み返した時にも、素敵な一日として記憶に刻まれるはずです。 c. お互いに頑張りを褒めあう。(まだ、未体験の方はお試しください) つながりが嬉しい人は、X(旧Twitter)やinstagrm 日記帳代わりにX(旧Twitter)とか写真をメインにしたい人はInstagrmを使っている人は多いです。 人の頑張りを見て、褒めることで(いいねして)自分も頑張れるタイプ、人から(いいねをしてもらい)嬉しいと感じるタイプ、同じ思いの人とつながりたい人はおすすめです。

主として中学2年生 ・子どもの生活力を伸ばすメタ認知力の育て方 プリントはこちら

子どもの生活力を伸ばすメタ認知力の育て方 わかりやすく言うと「自分自身や物事を客観的に見る力」です。 昔からよく言われていることです。 メタ認知力が高いと次のことができるようになります。 ①円滑な人間関係つくり(周りへ配慮ができる) ②課題に積極的に取り組む(仕事への意欲が高い) ③感情のコントロール(冷静な対応ができる) ④物事に柔軟に対応(何が大切か何が必要か分析でき、失敗やトラブルに強い)  認知力の育て方は、いろいろな出来事や場面のことを子どもに説明させてみる(親子の会話が自然と子の認知力を高めます) 「子どもに説明させてみる」が親として意識すべきポイントです。 そのコツですが、、、、、 「そうか、なるほど! それで?」または 「そうか、・・・(子どもが言ったことを繰り返す、オウム返しと言います)・・・ということなんだね、それで?」 という聴き方です。 例えば、悪い点数のテストが返ってきた時、 親は「テスト前の勉強はどうだった?」と聞きます。 「・・(あまりしなかったといった内容)・・・」との返事でしょう。 そこで、「そうか、なるほどね それで?」と聞きます。 悪い点数だったことは本人も分かっているでしょうから、次はしっかり勉強するといった返事が返ってきます。 親としてこれならいいと思わば、それで終わり。 でも、ここはしっかり確認しておきたいと思ったら、 「そうか、・・・(子どもが言ったことを繰り返す、オウム返しと言います)・・・ということなんだね、それで?」と聞き返します。(ただ、あまりしつこくならない程度にします。) ポイントは、親が答えを言うのではなく、子どもに考えさせ、気づかせることです。 一回や二回で、本人の気づきが深まりはしないので、ちょっとずつ聴く機会を持ちます。 習いごとや友人関係に関しても同じことが言えます。 大事なことはうまくいった時、うまくいっている時にこそ「そうか、なるほどね それで?」と聴き、うまくいった要因に気づかせ、意欲を高めておくことです。 子どもがやりたいことを見つけられるように なぜ、子どもの気づきを大事にするかと言えば、「子どもがやりたいことを見つける」力を育てたいからです。 行動が変われば生活が変わります。 中高生になると「自分を変えたい!」 「・・・のようになりたい!」と思うことが出てきます。 性格(気質の部分)は変えられないけど、行動が変われば生活が変わり、なりたい自分に近づくことを示してあげましょう。 1. 口癖を変える 2. 百人で一番になることを2つ作る 2つあれば、一万人で一番になれる。 でも、目標が見つけられない人、人より優れているものが何か、わからない作ることができそうな気がしない人は次のことを考え、実践する。 例えば、 地図に書いてあることを覚えるのが得意、多分百人で一番。はじめて会う人達の前で緊張せず、しゃべれる、多分百人で一番。と二つ見つかると、実にいい。 この二つのことで人口一万人の町が競技会をしたら、あなたは一番になれる! 競技会がなくても、この人はバスガイドさんとかタクシー運転手になると、すごく頼りにされます。

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「勉強しなさい」って言うかわりに使えるフレーズ 子どもが「何のために勉強するの?」「勉強って何の役に立つ?」 「お父さんお母さんはどんな時に勉強したことが役に立った?」と聞いてきたときも同じです。 【まず、親が準備すべきこと】 あなたは、何のために子どもに勉強させているの?  親は子どもに何のために勉強させる? まず親が考えます。 その上で ① 最近何で勉強しなくなったのか、またはなぜそう聞いてきたのか、探る考える。(3つのパターンがある) そして ②パターンごとに対応 a 勉強が嫌いだから、したくないから(テスト勉強せずにテストの点数が悪かった)  → 今後の子との関り方を変えていきます。 テストの点数を目標にして、〇点を取るための学習計画を立てる。 これまでのテストの点数+10点 というような目標でもいいかな。 目標達成が出来たら、「あたり前のレベル」が高まったと判断。もう一ランク上を目指します。 目標達成が出来なかったら、知らず知らずのうちに手を抜いてしまっていると思い、この記事に書いてあることを再チェックし、直していく。 b テスト勉強したのにテストの点数が悪くショックだった → 失敗をどうとらえるか話します。 失敗、失敗体験というとマイナスのイメージがありますが、何もしない人やチャレンジしない人は失敗はしないんです。 失敗は「チャレンジした」ことの証明書のようなものです。何かに挑戦して失敗したことは、何もしなかったことより格段素晴らしいことを子どもに教えてあげたいです。 工夫をすることなく同じ失敗を繰り返す、そんな失敗を軽く受け止めてはいけないけど、取り返しのきかない失敗はそうないです。「失敗は挑戦をした証拠、次は失敗しないように工夫したらいいんだ」といった考え方を子どもに育てたいですね。 c 単純に素朴にそう思って → 次に書くことを参考に親なりの回答をします。 ・英語ってしゃべれないといけないって、よく耳にするけど、プログラミングをやっていると英語の単語力や読解力だって必要。 調査をしていると英語の文献に出くわす。 自分の研究を発表したい、英作文力があれば、世界に発信できる。 ・受粉で実ができることを習っていたら、 白イチゴの花粉を赤イチゴに受粉させたら、どんな実がなるかな? これは実験したらわかる。 じゃ、白イチゴってどうやって作ったのかな? 自分が興味関心があるものに出会い、より深く調べたい、もっと詳しく知りたい!と思った時に学校で勉強したことが生きてくる。 ・漢字が読めたり、文章の読解ができたり、時には英語文が読めることも役に立つはずです。数学などは、ゆくゆく解析能力を身につけるという一面もある。 いずれにせよそういう力を身につけるのが学校での勉強の目的のひとつ。 親としては、将来豊かな幸せな生活を送るためにということは当然あります。 新しい品種を作ることで、貧困や飢餓が解決出来る、そんな社会の役に立つ人になってほしい。 親として、そういう思いもいいですね。 自分自身が興味関心を持つものに出会った時、それを一層深める極めるための力も持たせたいんだという親の思いもあると、子どもの勉強への意欲は違ってくるんじゃないでしょうか。 いずれにも共通しますが、あなたは、何のために子どもに勉強させているの?の答えとつながってきます。

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受験期だからこそ再チェック学習習慣8項目 塾講師の経験があります 成績がのびる子はやっていて、振るわない子ができていないことがあります ① 塾の授業開始5分前に来て、準備する子 ② 自習室があれば積極的に自習室を使う、活用する子   公立の図書館の活用。 ③ 自分の学習の状況をわかりやすくしゃべれる子 5W1H「When:いつ」「Where:どこで」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」を基本にし、特に理解が不十分なところを明らかにして、話せるようにします。 ④ ノートをまとめるより、問題が解けるかどうかで理解を判断する子 ⑤ わからないところを2日以内に先生か塾講師に聴き解決する子 ⑥ 必要なものだけを整理してカバンに入れている子 成績がのびない子に共通すること ⑦ 学習を開始してからシャーペンの芯を入れることがわりとある子 ⑧ 忘れ物のある子  ・宿題の忘れ物  ・テキストを忘れる、解答集を忘れる  ・いつもと違うものを持ってくるよう指示した時、よく忘れる  ・塾の日や時間が変更になった時、そのことを忘れる あわせて伝えたい、『なぜ、学習するか』  効率的な学習法を身につける大切さは学力アップのためだけじゃない 「効率的な、または成果の出る勉強の仕方を身につけよう」というのは、テストで100点取らなきゃダメだからというのではないです。 アスリート(選手)がよく使うパフォーマンス(自分の持っている力)の発揮と同じ意味です。 例えば、100m走の記録をはかったら、14秒台だったとする。短距離走の適切な練習の仕方を身につけ練習をしたら、13秒台で走る力(潜在的な能力)を持っているとしたら、練習をやってみたいと思いませんか?13秒台の記録を出したいと思いませんか?  まわりには11秒台で走る人12秒台で走る人もいるでしょうが、人と比較するのではなく、自分の力を本番で100%出し切る方法を身につけることだとお子さんが理解してくれるように導いてあげましょう。 あわせてチェックしたい、『受験期の学習法』 **今日が中3年の一学期中頃という前提です** [1] 受験(模試)対策用の問題集が自分で選べる、すでに持っている [2] 模擬(復習)テストに合わせて、スケジュールが組めている   (スケジュールととも目標とする偏差値(点数)が定められること) [3] 自分の学習面での弱みや強みや特性を理解して、それに合わせた学習ができている [4] ノートの取り方チェック  算数・数学に関しては、間違ったところは消ゴムで消し、×が付いた箇所は一つもなく全部〇ばかりのノートを作っている生徒がいます。几帳面なタイプの子に多いですが、こういう〇ばかりで×の箇所がないノートの生徒は成績が思わしくないです。 【自己チェックのポイント】数学が中心になりますが [1] 間違ったところはバッチリわかるように残しておく。基本、消しゴムは使わない。 [2] つねに余白を作って、間違った時は、その余白に解きなおしをする。 [3] 次に同じ間違いをしないようにするためのコメントを入れておく。 ⑮ 勉強の仕方で、インプット型アウトプット型を意識している

主として中学3年生 ・10年後、親も子どもも後悔しない就職進学のために プリントはこちら

10年後、親も子どもも後悔しない就職進学のために 転職が十分ありえる今の時代、いい就職・転職をするために必要なこと 就職先選びに関わるリスクや就職後のリスクを事前の情報収集で分析・予測し、リスクを回避、リスクテイク(リスクに立ち向かう)することです。 高校卒業後は多種多様な選択肢があるので、中学校の時のような学校からの説明はありません。進路指導室に行くだけでなく、ネットでも情報収集がしやすくなっています。 その一例として、バイト探し、職探し、転職先探し、いろいろなサイトsnsがあるけれど、本当に力や能力がある人が使っているのは『LinkedIn』です。   FacebookのようなSNSの企業版で国によらず世界でビジネスパーソンが利用しています。 自分の学歴と職歴を登録しておくと、スキルや実績を持っている人には、人材紹介会社の担当者がメールで連絡して来ます。社会人になった時、使いこなせるように準備をしておきます。 【特徴】   特に外資系の仕事を探している人に適している ・履歴書として使うことができる ・自分の紹介文をのせることができる 【プロフィールとして登録できる項目】 ・職種    ・勤め先   ・免許   ・職歴   ・資格 ・学歴    ・ボランティア経験    ・実績   ・スキル    逆の見方をすると就職という面で自分をアピールするときどういう要素が必要かわかります。 攻めの将来設計とは具体的な計画性のあるなし **ちょっと古い事例です** 工学部に進学、続けて大学院に進学、 大学院1年次に就職が決まって約1年半 5年間退職出来ない制約付きで毎月奨学金の支給をうける。育英会以外の奨学制度は大学に行かないとわからなかった。 **当時は就職協定の様な制約は何もなく、就職活動解禁日といったものもなかった。 11年後退職し、結婚し子どももできていましたが、6か月間ハワイのビジネススクールに語学研修とインターンシップに行っています。 退職は結構早くから考えていて、ビジネススクールでのスキルアップも計画していたとのこと。 ハワイから帰ってアメリカ系企業に再就職し、現在は某電子部品製造企業の代表取締役になっています。 転職時にスキルアップをはかるため、前職の時にその間の生活費とスキルアップ費用を貯えています。 現在は、クラス掲示の形で地元の奨学金制度はわかるでしょう。 ときには、学年主任と校長、副校長先生で決めるものもあります。 上記事例のような大学・専門学校内での奨学金制度は進路指導室に行き、調べ方を相談します。 また、進路指導室前には、大学短大や専門学校から届いた宣伝のチラシが山ほど置いてあるはず。 その他 見落としがちだけど大事なこと ・職業別の有効求人倍率の情報収集と表に出ない求人や需要についてアンテナをはっておく。 職業別の有効求人倍率から、地方中心にインフラ整備の需要は高く、若手対象の建設業などの求人は多いことがわかります。 表に出てこないものもあります。例えば、休耕田の急増、担い手後継者不足と関連した需要があります。また、新規就農支援制度など農業林業漁業に関しては補助制度が多い。ICTを活用した農業林業漁業も今後増えるはず。安易に選んではいけないが、有力な選択肢になる。 ・「福利厚生」についての学習と情報収集 福利厚生とは、企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬のことですが、思っている以上にリスク回避に重要。 社会生活を送る上で病気治療費はさほどのリスクにはならない。病気で働けないための収入減が非常に大きなリスク。それを回避するのが就職先の【福利厚生】です。でも、会社により内容は大変異なります。一般に公務員は福利厚生が手厚いです。自営業フリーランスの形態を選んだ場合、月々の手取りは会社員の3割増が必要かもしれません。

終わりに

「子育てtips」プリント以外に
道徳、総合的な学習の時間に学んでいることをプリント(リアルタイムプリント)にしてもいい。

本来、学級通信に載せる内容を懇談会用に準備するということも効果的。
例えば、
記事
若手教員のための効果が期待できる学級通信の作り方と実際の効果を教員歴35年が回顧
「1の4はどんなクラス?」
各教科の先生にコメントもらっている
こういうのも懇談会用にはいい。

リラックスした懇談会イメージ