うちの子、根気がないけど、どうしたら根気ってつくの?
小学生はこれから根気を身につける、いえ、育てていくときです。順に説明していきます。
小学生の根気の育て方 「ルーティン」と「確認表」を作る
学習に入る前の「ルーティン」を作る、
次に学習後「やった、出来た!」を実感させる確認表を作ります。
ルーティン……ラグビーの五郎丸歩選手、野球のイチロー選手などで有名になった緊張や好不調の波をコントロールするメンタルスキル。
例えば、家庭学習を始める前に水またはお茶を飲む、トイレに行く、手を洗うのに合わせ顔も洗うという動作を決めます。
例えば、カレンダーにシールを貼り、やったことが、自分と親にわかるようにします。
ルーティンという心理的なものとカレンダーにシールを貼るといった目に見えるもので根気を育てていきます。
大人なら、計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(action)いうことが仕事現場では耳にします。子どもですから、動機づけにルーティンを用い、また親からも子からも見える評価をするのが効果的です。
ただ、ずっと続けると子どももあきますから、節目の時に期間限定といった工夫も必要です。
小学生の根気を育てるのに親が押さえておきたい5つのコツとは?
子どもの根気はゼロから育てますから、次の5つを意識するようにしてください。
1. 決めた時間集中できるように疲れにくい体をつくってあげる
2.まずはやり方を最初に教える
3.物を作る遊びやふれあい体験をさせる
4.出来たことの見える化対策をする
5.続けたいという気にさせる何かがあること
なぜ、この5つなのか?
大人がよくいう根気がないは、次の5つです。
①長い時間ひとつのことに没頭することができない
(勉強が続かない、すぐに嫌になってやめる。30分、1時間と続かない)
②何をやるにしても長続きしない
(三日坊主 継続できない 意思が弱い)
③ちょっと難しいことにぶつかるとすぐにあきらめる
(何に対しても興味がない 目的意識が低い 欲がない やりたいものが見つけられない)
④自分に甘く、「性分」「性格」だからと言いわけにしている
(成功体験、達成感が少なく、上の①②③の状態が続き、大人になった場合)
⑤やったってなんの得にもならないと思うと、、、、根気が続かない!
(確かにその通り!、何かご褒美が欲しい時もありますよね)
このことと関わって、コツを順に見ていきます。
根気を育てるコツ①決めた時間集中できるように疲れにくい体をつくってあげる
大人でも疲れちゃうと続けるの嫌になりますよね。
子どもはなおさらです。
早寝早起き、バランスのとれた食事、また、適度な運動で体力をつけるが頭に浮かぶと思いますが、見落としがちなこととして、
鉛筆の持ち方やポカン口などがあります。
目次 4 の「疲れにくいからだつくりで、見落としがちなこと」で詳しく説明します。
根気を育てるコツ②まずはやり方を最初に教える
意外と思うくらいやり方を知らない、なので続かないことってあります。
中にはやり方を忘れているんだけど、結局知らないことになり、めんどくさいと後回しにし、ついにはしなくていいならしないということがあります。
目次3の「勉強を根気強く続ける力を育てるにはどうしたらいいの?」で詳しく説明します。
根気を育てるコツ③物を作る遊びやふれあい体験をさせる
スマホゲームやテーマパークの面白さ楽しさは与えられた面白さ楽しさです。
それに対して、自分で物を作るのは大変ですが、
作っている時の面白さ、
できた時のうれしさは格別です。
そういった体験や生き物とのふれあいが
興味、関心の心をしっかり育みます。
小さい時に、スマホやテレビ等から与えられる面白さに慣れてしまわないようにすると言い換えてもいいです。
レゴでmyお城を作る、紙粘土で団子を作り色を塗って、本物そっくりのだまし三色団子を作るとか、面白いもの面白いことを自分で考え、創り出す体験が必要です。
普段の生活では公園に行って遊んだり、親子で料理を作ったりとかも含みます。
我が家には家族の中で自分が一番偉い!と思っている猫がいます。実際一番大事にされていますが、、、、。
子どもが中学生の時、登下校中、公園で見かけ、ちょっと関わっていたら、家までついてきたというよくあるパターンです。
3番目の娘が関わっていたとばかり思っていたら、2番目の息子が先に気になり関りを持っていたそうです。生き物との触れ合いは興味関心を高める強いきっかけになります。
この2番目の子ですが、お兄ちゃんを見ているというのは強いもんで、年長になったら、いつの間にか、平仮名カタカナを覚えていますし、 足し算なんかも簡単なものはするようになりました。
幼稚園にいくときは自分でさっさと着替え、自分でさっとかばんも持ちと、親が催促したり、せかしたりする必要のない子でした。
お兄ちゃんが宿題など勉強をしたりしていると 、自分もしたくて仕方がないようでした。
兄弟がいなければ、近所の子同士で遊ぶとかもいい刺激になります。
根気を育てるコツ④出来たことの見える化対策をする
決めたことができたら、カレンダーに花丸を書くといった出来たことの見える化を行い成功体験や達成感につなげます。
達成感は満足感と言ってもいいですが、いろいろな方法がありますから、次に紹介をします。
ここまでの4つは、環境作りです。最後の一つは心理面も含みます。
根気を育てるコツ⑤続けたいという気にさせる何かを作ってあげること
続けたいという気にさせる何かがあることも根気強さを育てる要素です。
小学校5年から中学3年まで新聞配達した子と中3の子を紹介
高校に進学すると通学の関係で出来なくなりましたが、近所に新聞配達をしてくれる人がないために5年間毎朝新聞配達をしていた中学生がいます。小中学校は基本アルバイトを認めません。
でも、これは例外。本人も堂々とアルバイトができ、お小遣いがたまりました。
中学時代毎朝自主トレとして5kmのランニングをした中学生がいます。休日は15kmほど走っていました。陸上の全国中学生大会、3000mの標準記録にほぼ達するという子でした。
報酬、全国大会の切符というご褒美があったから続けられました。だからと言って、何でもかんでも、ご褒美で釣るのはやめましょね。
険しい通学路を通い続けた中学生2人を紹介
悪天候の日を除き、その中学校で最長となる片道15kmの自転車通学を3年間続けた生徒がいます。この子は特別何もご褒美はありませんでした。本人とそのことで話をしたら、中学校一長い通学路を登下校しているということが本人にとり自慢であり自信でもあることがわかりました。
山間の僻地校に勤務した時です。4kmの山間の道を徒歩通学で通った子がいます。冬、多い時は70cmほど雪が積もります。どうするかなと思っていたら、遅刻もせず、真っ赤なほっぺで登校してきました。本人もですが、家の人が総出で、きっと地域の人も協力されて道の雪かきをされたのだろうと思います。
続くときは、ただ一人でモクモクとしているだけではない時もあります。
親が勘違いしやすいこと3つ
① 根気はその子の性格と思ってしまうこと
② 根気は習慣化するとつくもの、習慣化するまでの辛抱と思ってしまう
③ 親の言うことが食い違っていない?
順にみていきましょう。
親が勘違いしやすい間違い①根気はその子の性格と思ってしまうこと
興味のないことはやる気が起きないし、
根気が続かなくて当たり前です。
もともと根気強い性格とか根気がない性格なんて無いんです。
好きなことを見つける、それがものになるまで続ける、出来たという成功体験があれば、続きます。
それが根気強さにつながっていきます。
見落としてしまいやすいことで、以下のことも要注意です。
勉強に関して、上に2番目の子のことを書きましたが、昔の日記に「春休み、ちょっと暇なもので、チャレンジという雑誌の付録の漢字練習帳をこれまた楽しそうにやっている」って書いてます。
うちの子に限らず小学校1年生は知識欲や勉強ということへの興味関心がありますから、学校での勉強は楽しいはず。
でも、学校の勉強って自分の興味関心に関係なく一方的に与えられるもんだから、はっきり言って「面白い」もんじゃなくなり関心が薄れます。
その時の変化に気を付けていないと学習習慣が緩んでしまう子がでてきます。
それが根気のなさにつながってしまうことも知っておいてください。
親が勘違いしやすい間違い②根気は習慣化するとつくもので習慣化するまでの辛抱と思ってしまうこと
辛抱といった根性論精神論じゃなく、小さい子どもと言えども何のためにするのかわかっていることは大事です。
教員時代のことです
教室で、ただ「片づけなさい」とだけ指示ができるのは、かなり学級の質が高い時です。
まずは、「教室をきれいにしたいね、ゴミを5個拾いなさい。」 とか「教室内を整頓したいね、机を前列と窓側を基準にそろえよう」というレベルからスタートします。次のレベルで「この後、下校です。1班は・・・・。2班は・・・・」という指示になり、一番質の高い指示が「・・・なので、(自分たちで考えて)片づけをしなさい」になります。
生徒の人格を尊重する視点から、「何時までに・・・のために〇〇をしなさい」という指示をします。自分のやっていることがどんな意義があるかわかることで行動につながります。
例えば
おもちゃのかたづけ
・しまう場所、しまい方を親子で確認しておく。
・声掛けをするときは理由を言ってから片づけをさせる。
「もうすぐおやつの時間だから、お部屋を片づけておいてね」と言って親はホットケーキを焼く。
匂いにつられて片づけをしてしまうのは私だけでしょうか?
外出する前だったら「15分したら、お外に行くから、部屋を綺麗にしておいてね」などです。
親が勘違いしやすい間違い③親の言うことが食い違っていない?
夫婦で考えや方針が合わなくて、、、、
夫婦喧嘩などの親のいがみ合いは、子どもの心がやせ細ります。当然根気も弱り、育ちません。
私たち夫婦の経験が参考になればと紹介します。
子育ての経験から、子どもに混乱を生じさせないようにする方法
夫婦でよく話し合いました。でも、やっぱり意見が合わなくて、、、どうしたらいい?
経験から2つの方法があるかな?と思っています。
方法①役割分担
子育てで、考え方やり方で、食い違い、いがみ合いが続くようなら、役割分担を
……のスポーツのやり方を教える、子どもと洗濯物をたたみしまう、お皿洗い、、、は父 家庭学習の見える化カレンダーつくり、マンネリ時の工夫、台所の掃除、お皿しまい、、、、は母
とか、はっきりわかる分担をします
方法②一冊の育児書をスタンダードに
ネットで、レビュー、口コミなど参考に2人でこれがいいだろうという一冊の育児書、子育てを購入します。これを子育てのスタンダードにします。
してはいけないことは、ネットで子育ての仕方を調べ、「こんなふうに書いてあるでしょ」とパートナーに見せること。自分の考えに合うものを見つけて説得の材料にしているだけですから、話は一層すれ違います。
この記事だって、夫婦で考えが違っていた時は食い違いを広げる危険性があるわけです。
食い違いをほっておいたら子どもに生じる問題
私の家庭で起きたことです
子どもが小さいころ、妻とよく衝突しました。プライベートな部分が多々あるので、
詳しくは書けませんが、おむつのはずし方、遊んだ後の片付けのタイミング等など、 子育て方法やしつけに関して考え方がまったくあわないことが少なからずありました。
話し合っても分かり合えず、喧嘩別ればかりでした。この影響が出たのが、一番上の子が中2になった4月。
学校でのちょっとしたことがきっかけで、学校に行きづらくなり、1年間不登校の状態になりました。
でも、根本は、夫婦のぎくしゃくが子どもの心に大きな影を落としていたんです。
どうしたかですが、考えが合わないところを合わせるのは先に書いたように無理なので、 僕は出来る限り眼をつぶる、口出ししないようにしました。
役割分担をしたわけですが、妻と相談していない点は問題です。ただ、一番下の子が小2になっており、しつけの部分ではヤマを越していたので、滑り込みセーフってな感じです。
こうなる前に分担という発想があったらと後悔しています。
その子は1年間ゆっくり休養という感じで過ごさせ、3年生になった時、 担任の先生にこちらの思いを十分汲み取ってもらうことができ、なんとか学校生活に戻ることができました。
自分が教員で、学校に行きにくい子と関わった経験をフルに自分の子に生かした一年でした。
勉強を根気強く続ける力を育てるにはどうしたらいいの?
家庭学習に関して考えます。
ポイントして、
ルーティンを含めた生活のリズム(一日の日課表、一週間分)を作る
ことです。
日課表は、家族構成、また共働きかどうかなど、家庭の状況に応じて、お子さんも含め相談して決められたらいいです。
というより、家庭ごと異なって当然です。
基本としたらいいパターンを説明します。
家庭学習(宿題)の基本パターンと4つの手順解説
うちの子、もう小学6年生、今からでも根気ってつくの?
ワクワク感を持ってお子さんと相談ができればいいですね。例をあげておきます。家庭に応じて、お子さんの学年や性格に合ったものに作り替えてください。
① あこがれの選手のルーティンを知り、自分のルーティンを考える
② 決められた時間になったら机に向かって座るため。〇時からと決める。
③ 確認事項をきめる
・勉強の内容がわからない時は後でするか、その時に親に聞くのか
・疲れていて体調が悪くて出来ない時の基準を決めておきます。
④【重要】出来た時の見える化
・カレンダーに花丸とか、出来た時の見える化について決めておきます
手順① あこがれの選手のルーティンを知り自分のルーティンを考える
先に書いたように憧れを持たします。あこがれの選手いますか?緊張や好不調の波をコントロールするメンタルスキルという話をして、わくわく感を持たせます。
相談はすることはルーティンですから、決めた時間に机に向かう前の動作です。 例えば、5分前になったら 水かお茶を飲む。次にトイレに行く。最後に冷たい水で手を洗う。顔を洗うというのもいいと思います。
手順②「〇時から始める」と決める。その子に合わせてステップ化する
まずは勉強でなくてもいいです。
小さなステップを作り、
だんだんステップを増やします。
宿題を一人でできない子
その子の性格(タイプ)に合わせて
10分やって5分休むを最初のステップに(子どもにはルーティン化と思いこませる)
手順③ 確認事項を決めて相談しておく
先に書いたこと以外に
しばらくは始める前に今日は何をするのか聞いておくことも大事です。
何をするかわかった状態で机に向かわせます。
宿題が終わったら、明日の持ち物準備
勉強の仕方、何をするのかわかっているか?しばらくは毎日確認をしてから開始です。
入学当初は宿題ではなく明日の持ち物準備ですね。明日の持ち物準備は大事です。
学力的にしんどいなと思われる子は、授業で必要なものを忘れる、カバンの中に何でもかんでも入っているので、さっと取り出せない、といったことがあります。
手順④ 出来た時の見える化する
ルーティンカレンダーに花〇印を書き込みますが、花丸シールを貼るというのもいい方法です。先にも書きましたが、ずっと続けるとあきが出ますから、節目の時とか期間限定で考えましょう。
小学校の先生がされていました
ハンカチを持ってくる習慣をつける取り組み時にされたことです。
朝の会で、ハンカチを持ってきたかチェックする時、「ハンカチを頭の上に乗せてね」って言うそうです。するとひと目で持ってきてない子の数が分かります。カレンダーにその人数を書いておくんだそうです。で、いよいよカレンダーに0が書き込める時、「よかったね」って褒めて、二日続いて0がついた時は、その0を花丸にして「すごいね!」って言うそうです。三日目はその花丸を色付きにしたとのこと。
なかなか おちゃめな先生ですが、子どもはゲーム感覚もあったりで、ハンカチを持ってくるようになるそうです。
ただハンカチを持ってきたかどうかだけ点検をするのと比べると子ども達のハンカチを持って来ようとする意欲や意識は違うでしょうね。
活用編 例、読書感想文
夏休みの宿題で最後に残るものと言えば、読書感想文を例にしましょう。
たいてい読書感想文は嫌がられます。本を読むという面倒くさい作業もあるのですが、
感想文をどう書いたらいいかわからないが嫌われる大きな理由でしょう。
自慢できるような感想文が書けない!ということもあると思います。
やり方を教える
国語の授業で感想文の書き方を習っています。でも、そのうち忘れちゃうんですよね。
すると自分流に書くから、いい感想文が書けない。だから、面倒くさい、嫌!になっちゃうんです。
どうしたらいいか、
図書室に行けば〔読書感想文の書き方〕って本があります。
ネット上にもそういう記事があります。
忘れているんだから書き方を復習したら、上手にまた楽に感想文が書けるようになります。
例えば、
【読書感想文】すらすら書ける書き方シート【60分でできちゃう】
この辺りからステップアップをしていったらいいです。
疲れにくい体つくりで、見落としがちなこと
適度な運動、バランスの良い食事、規則的な生活習慣以外に、
次の4つに注意してください。
見落としがちです。
① 鉛筆のもちかた
② 姿勢
③ 目の健康
④ お口の健康
見落としがちなこと①鉛筆のもちかた
鉛筆の持ち方が良くないと、指が疲れて長い時間勉強を続けることが嫌になります。
親の目には根気がないと映ったりもします。
それを うちの子は根気がない と思われる勘違いがあります。
「三角鉛筆」(株式会社サクラクレパス)、
「もちかたくん」(株式会社トンボ鉛筆)、
「プニュグリップ」(クツワ株式会社)といった持ち方を習慣づけるための鉛筆やグッズがあります。
それぞれにデメリットもあるので、購入の時にはネットで調べられてから買います。
あわせて、鉛筆の濃さ(固さ)も意識したいことです。
私は中一以上には「B」をすすめます。
「H」を使っていたら、買い替えをすすめています。
見落としがちなこと②姿勢
イラストの通りで、鉛筆を持たない手を机の上に置くと、長い時間机に向かっていても疲れにくい姿勢をつくります。
正しい姿勢は大事とわかっているのですが、身長にあった机、いすの高さまで気を配ることはできないことが多いです。
疲れない体つくりには大切なことです。
近視予防にもつながります。
見落としがちなこと③目の健康
目の健康で意識しておくべきは以下の2つです。
①眼精疲労
②視力
【眼精疲労】
勉強は居間(リビング)でするか自分の部屋でするかという記事を見ますが、家庭の状況次第で、工夫されたら良いことです。
大事なのは場所ではなく、姿勢と照明です。
デスクライト(照明)の選び方は「疲れにくい生活習慣」に大きく関係します。
また、「デスクライトをおく位置」(オリンピア照明)もポイントです。
【右利きの場合はデスクライトを左側に、左利きの場合はデスクライトを右側に】
眼精疲労軽減につながります。
【視力】
視力は事故や病気以外では突然に落ちることはなく、生活習慣に起因し、ちょっとずつ落ちていきます。
視力が0.6を下がれば、教室の黒板の字は見づらくなります。雨、曇りといった日はだいぶ見にくいはずです。
でも、本人にしてみたら、黒板の字がだんだん見えにくくなっているため、こんなもんだと気にしないまま、過ぎてしまうことがあります。
気になっても、眼科に行くのを面倒くさくてほっていることもあります。
黒板の字が見えにくいのは学習の理解で致命傷です。
はやり目など炎症を起こしていると当然目は疲れます。
近視は、黒板の文字が見にくいので、勉強がわからなくなります、眼も疲れます。
遠視はノートを書いたり本を読んでいると非常に目が疲れます。
見落としがちなこと④歯、口の健康
虫歯が痛みとして感じられるときは手遅れです。でも、そこまでほっておく家庭も、少なくないです。いろいろ事情があることはわかりますが、健康管理の意識の問題で、健康的な生活習慣の基盤が弱いことに通じます。
特に「ポカン口」
コロナ感染予防でマスクをすることでポカン口の子が増えたと言われています。でも、ポカン口の子はそれ以前からいました。ポカン口、口呼吸は皆さんが思っている以上に健康に様々な良くない影響を与えます。
「ポカン口」「体調不良」「リスク」などで検索してみてください。
学習の習慣がマンネリ化した時の効果的な対処法
出来た、頑張ったという達成感が持てるようになっているかチェックしてみましょう。できて当たり前の感覚では続かなかったり、マンネリ化しても仕方のないことです。
初心に戻ったり、出来たことの見える化に変化を取り入れると効果的です。対処法の一例を紹介します。
①憧れのスポーツ選手のルーティン関連の話をしてあげる
②「…を〇分した」と書き込むカレンダーに変える
③書き込むカレンダーに親も一言書き込んであげる
④文房具店に行って、役立ちそうなものを親子で見つける
⑤自分以外の人の力も借りることも考えてみる(塾など)
対処法①憧れのスポーツ選手のルーティン関連の話をしてあげる
「初心に戻る」です。あこがれるという気持ちは次ぎからも続けよう!というリフレッシュにつながります。
選手名 ルーティン で検索したら、興味が持てそうな記事が探せます。親子で一緒に探して、読みましょう。
対処法②「…を〇分した」と書き込むカレンダーに変える
同じことを続けていたら、新鮮味がなくなります。新しい動作が加わると自分が学習したがよりしっかり振りかえれるようになります。
カレンダーに花丸印を描くだけでなく、カレンダーに「・・・を〇分した」って書き込む出来たでしょうカレンダーに変える
対処法③書き込むカレンダーに親も一言書き込であげる
新鮮味を追加することになりますが、一言書き込んでもらうことで自分の取り組みが目に見える形で評価してもらえるので、続ける意欲につながります。
「・・・を〇分した」って書き込む出来たでしょうカレンダーに親も一言書き込む
対処法④文房具店に行って、役立ちそうなものを親子で見つける
身の回りの環境を整えることは、リフレッシュにつながります。文房具を見ながら話をしていると今のお子さんの学習へ関心や悩みも把握しやすく、効果的なアドバイスにもつながります。
お子さんと文房具を見に行きましょう。楽しく勉強できたり、効果が上がりやすい文房具があります。
チャラチャラしたものはダメですが、楽しく勉強に取り組む環境つくりは大切です。
対処法⑤自分以外の人の力も借りることも考えてみる(塾など)
塾に行かせればいいってもんではないですが、人の力も借りる。
学力ではなく、「…の習慣をつけたい」と塾の先生に相談依頼。小学校低学年なら応じてもらえる塾があるはずです。
だから、…の習慣がついたかどうか親としてどう確認するか、出来たことの見える化を親なりに考えて置くことがポイントです。
家庭学習以外での根気の育て方
こんなことはわかっているはず!ではなく、ひょっとしてやりかたを知らないのではと子どもの生活の様子を観察します。
運動スポーツ
スポーツ嫌いになる例として、以下のようなこともあります
バレーボールで、トスの練習も仕方も知らず、ルールも知らないまま、試合に出たら、フォールディングやネットタッチのファールの連発。あなたなにしてんの!、しっかりして!なんて言われたら、バレーボール続ける気になりますか?
私の娘の「すぐに疲れる」の原因は、、、
娘は運動が苦手で、学校で遠足に行くと、すぐに疲れて歩くのが嫌になるというレベルでした。
運動が苦手だし、しゃないかなと思っていたのですが、靴を見た時靴底のすり減り方がいびつで、しかも左右が同じすり減り方ではなかったです。
歩き方におかしな癖がついていたから足が早く疲れたのです。
スポーツ店に行って、靴に詳しい店員さんにインナーソールを選んでもらい、歩き方の癖を直す方法も教えてもらいました。
だいぶ、疲れなくなりました。
子どもの反応はよく見て、無理強いはしない
やり方を知っていないことを見つけたら、チャンスです。
親は、やり方をアドバイスする、サポートすることで効果が期待でます。
ただ、運動があまり得意じゃない子に野球の仕方を教えても限界が出てくることがあります。
その時はそれ以上は無理をさせないっていうことも大事です。
ピアノ等の音楽系もそうかな。
1つのきっかけでブレイクした事例
根気を育てる上で、好きはなにもにも勝ります。また、きっかけがあればブレイクします。
3人を紹介します。
1年間学校を休んだ子がゲームでブレイク
1年間学校を休んだ私の子です
コンピュータ(ゲームを作るなど)が好きで、情報のコースがある私立高校に進学しました。遅れていた学習に関して、暖かくも厳しく補充してもらいました。高卒後の進路を決めるとき、本人はゲーム業界へ進みたいのでコンピュータ専門学校に行きたいと言いました。ゲーム業界でやっていけるはずない!ということで、親、担任、情報コースの先生で説得したのですが、聞く耳持たずでした。
好きこそものの上手なりとはよく言ったものです。運の神様の協力も得ることができたようで、今はわりと名の通ったゲーム会社に勤務し、〇〇ゲームプロジェクトリーダーとしてゲームを作っています。
〇〇は社外秘だそうです。
本来、体力はあまりないですが、フィールドワークでは疲れない、PCとは長時間、格闘できる
ひょっとしなくても、好きじゃないことしていると疲れるだけのようです。
資格取得にハマってブレイク
教師の時、担任した子です
お母さんは近隣の小学校の用務員、お父さんは建築業。中学校の技術の授業で木工指導の講師を依頼したら熱心に来てくださいました。
その娘さん、勉強に関心意欲が薄く、専門学科のある学校へ進学。勉強はしたくなく、早く仕事につき収入を得たかったのが理由。
進学すると、高校の方針もあり、色々な資格を取得に挑戦しかけました。秘書検定までもが合格していました。はまちゃったんですね。資格取得数学校一だよなんて言ってました。
専門学科の高校推薦枠があり、一般受験では中堅とされる国立大学に進学しました。大学卒業時に公務員上級試験に受かっていました。
商業関係の計算にハマってブレイク
友達の娘さんです
ドラッグストア勤務の友達の娘さん。その友達、お客さんの接客商品のチェックや入れ替えをしていたら、一日2万歩、歩いていたなんて言ってます。
娘さん、数学など好きじゃなく商業の専門学科のある高校に進学。商業関係の計算は性に合ったようで、在学中に簿記1級に合格。就職して経理で結構信頼されていたそうです。
でも、仕事が忙しすぎて、会社からはかなり引き留められたそうですが、退職。
で、中途採用で、某企業を受けたら採用されました。
さいごに 焦らないことも大切
今回は、根気が育つように種を播くという作業について書きました。水を一杯播いたから芽が早く出たりはしません。芽は出るときにしか出ないです。
育っていくのはお子さんです。育ちは人それぞれです。
今、目に見えて育っていないからと言って焦らないことも大切です。
芽が出るのは早い遅いがあるように
その子がブレイク(ブレイクスルー)する時って様々です。
また、一度、ヘタる時だってあるかもしれません。
種がまいてあれば、大丈夫ですが、本人が壁にぶつかり、立ち直りができないほどふさぎ込むこともあるかもしれません。そのときは、何よりも優先させることは、時間がかかるだろうけど「しっかり心の休養をさせる」ことだと覚えておきましょう。
まずはあせらず、見守ります。