小2小3の壁、つまずかない算数のポイントとやる気の出る家庭環境の作りの工夫を教師歴35年が徹底解説

子育て one point
ちょっと心配
ちょっと心配

小学3年になると算数がグンと難しくなるって聞いたけど、どのくらい家庭学習しらたいいんですか?

教えて!
教えて!

ネット記事を読むと学力の高い子は「勉強しなさい」って、親に言われたことがないと書かれているけど、じゃ、どうしたらいいんですか?

yoshi先生
yoshi先生

小2小3の壁でつまずかない算数、親が意識したいポイント3つ

また、やる気の出る家庭環境作りの工夫は3つあります。

算数において「小2小3の壁」というものが存在します

小2後半、小3あたりで、授業内容についていけなくなったり、算数に興味が持てずに伸び悩んでしまうお子さんが出てくるようになります。

小2小3の壁でつまずく子どもとつまずかない子どもの違いは、
授業で習った内容を自宅や私生活の中で使っている経験があるかないか、多いか少ないか
で決まってくると思っています。

なぜなら、
算数は日常生活で使う数についての学び
だからです。

 

例えば、

1L=1000mL あるいは 100mL10ヶ分が1L と習っても、
教室の中、しかも実体験の伴わない紙の上では、繰り返し問題を解いても身につかないこと、忘れてしまうことが多いです。

そんなこといつ習ったけ

小2小3の壁でつまずかないためのポイントは3つ

自宅での実体験による復習で苦手意識を無くす

自宅で予習をすることで授業を楽しく受けることができる

効率の良い予習を行うための教科書の使い方、ノートの使い方を教えて学習意欲を高める

上記について、以下の見出しで詳しく解説していきます。

 

 

 

自宅での実体験による復習で苦手意識を無くす

教員を35年間務めてきましたが、私の長い実体験から確実に言えることは、
学校の授業で学んだことを自宅で実体験して納得させてあげることで、理解が確かなものになり、算数に対する苦手意識を持たなくなります。

例えば、小学校2年の時に

牛乳パックで0.5Lのものがあります。
「これ、2個分が1L よ」
と、実際に空のパックでいいので、0.5Lパックで2回、1Lパックに水をいれ、一杯になるのを確かめます。
200mL(0.2L)パックを一つ買ってきて、1Lの水は200mLパックが何回一杯になるかな?
って確かめる体験をしておきます。
そうすると3年生の2学期頃小数のしくみの授業の時、考え方が理解しやすくなります。

学校で習った時に復習でやっても構いません。

容量の異なる紙パック
一度はやっておきましょう
少数の加減を水かさを使って考える

一度確かめたら、
次からは計量カップを使ったらいいです。
上の写真のような教科書の内容の確かめは計量カップでないとできませんからね。

計量カップ
500mLもあると便利です。

 

 

自宅で予習をすることで授業を楽しく受けることができる

これから学ぶことを少し先取りする自宅での会話や体験をさせてあげておくことで、授業を楽しく受けることができ学びが確かなものになります

例えば、

分数の概念は小学2年で

おやつ用に四角いケーキを買ってきて、
縦に2分の1とか斜めに2分の1とかに分けて
「これ2等分したっていうの」
とか
「1個の2分の1っていうの」
と話します。
小学1年生でも難しくないですよね。
2等分したついでに4等分してもいいでしょう。

分数の意味を体験で理解
これは斜めに切った時

以下の教科書の写真を見てください。
写真左下、下から2行目、「たしかめましょう」って書かれています。
どうせ確かめるなら、ケーキで確かめるとお子さんの印象に残る体験になりますよね。

分数の意味

すでにケーキを等分した体験をしていれば、
上の教科書の内容も「そうなのか」とすんなり頭に入るのではないでしょうか。

「学校でしている勉強がちゃんと定着するように家庭学習をしっかりする」
だけになってしまうと無味乾燥な勉強を子どもに強いることになりかねません。
ケーキの2等分は学校で習わなくても理解できます。
家の生活で使ったことのある内容が学校の学習内容に出てきたら
子どもさん嬉しいですよ。

ひとつのものを何等分かする。
時には、〇個あるものを何等分する。

等分の考えを体験で理解


何回か繰り返していると8等分の2つ分は、4等分の1つ分と同じことだと自然とわかるようになります。
こういう体験があると分数の意味だけでなく、
「計算スキル」
も理解しやすくなります。

ちょっと脱線ですが、
斜めに切って2等分をする体験をしているとして、
正方形の四角いケーキを横に並べ、
「ひとつなら正方形」
「2つ横に並べたら、長方形」
「この長方形を正方形にするにはどうしたらいい?ただし、”一個食べる”というのは無しよ」
と質問して、試させてあげてください。
早く食べたくて、夢中で考えないかな?

長方形を面積の等しい正方形に
三角形の面積がわからなくても長方形正方形が理解できていれば答えが出ます

 

単位当たりの大きさ(量)は小学5年で

 [こみぐあい,人口密度,収穫量]を皮切りに一気に
★速さの意味と求め方(時速・分速・秒速)
★道のりや時間を求めるところ
まで学習します。

例えば
子どもとドライブの時 目的地までの所要時間を予測してみる。

今日のドライブは、おじいちゃんの家まで約100km。
運よく信号はすべて青としよう。
時速50kmで運転したら、おじいちゃんの家につくのは何時間後? 
ちょっと応用で、何分後?

かなり応用になりますが、
時速3kmは分速何m?
時速4kmは分速何m?はさすがに無理ですが、考える順序を教えて紙と鉛筆を渡しておけば、慣れてくれば出来ます。

時速3km は 時速3000m 
60分で3000m
じゃ、1分だと、
、、、


”お風呂”で出来ることとして
お風呂に入る前にどんな質問をするか考える時間がちょっとだけ必要ですが。

例えば、
たらいに水を入れながら、
たらいに水が4Lはいる、今10秒でたらいが一杯になるように水を出したとする。
毎分何Lの水の量?

1分が60秒ということは知っているなら、
慣れれば、お子さんが考える時間としては30秒くらいです。

 

水の出る量



次の日のお風呂では、
この蛇口は1分で5Lが出る。この勢いで、8分水を出したらお風呂の半分の高さまで水がはれた。
風呂釜の容積は何L?

お風呂に入る水の量

といった感じです。
この単位当たりの大きさ(量)の考え方は小学校5,6年で非常に大事になります。

もし出来そうなら、倍・割合も

基本となる考え方は小2から学んでいます。

倍と分数の関係

小3となると「あた」というちょっと抽象的な考え方も入ってきます。
似た体験があるかないかで教科書の後半の計算がスッーと頭に入るかどうか、違ってきます。

倍と割合

小4となるとより抽象的な考え方が入ってきますね。

「倍」の活用
yoshi先生
yoshi先生

30cmの定規しかなくても、お子さんの身長を柱に印をつけて〇cmって、はかることできますよね。
そういう生活経験を作ってあげましょう。

 

 

効率の良い予習を行うための教科書の使い方、ノートの使い方を教えて学習意欲を高める

 

親にとっての教科書の使い方のポイントは

『どんなイラストが描かれているか』を見ること
ノートの使い方のポイントは
・ ドット罫線ノートを使う
・ 算数は消しゴムを使わない

お子さんが新しい教科書を持って帰ってきたら、
ぱらぱらと教科書をみて
イラストが描いてあるところを見つけます。
それを見ておくと普段の生活のどんな場面でどんな会話をし、どんな体験をさせてあげたらいいかイメージしやすくなります。

見出し「参考 2年3年の算数主な学習項目」に、イラスト例を紹介しています。
学習の内容を知るというより、こういったイラストに注目しましょう。

 

親として知っておきたいノートの使い方

勉強の効率をあげたいなら、ドット罫線ノートを使います。

 

算数に限らず、理科の実験の記録、社会のノートとしても便利でしょうね。
便利なノートは無駄な時間を省くことができます。

ノートの使い方見本
KOKUYO Campus 
ノートの使い方見本no2
nakabayashi logical airノート

 

 

 

*すごくポイント*
算数・数学は消しゴムを使わない

算数・数学に関してですが、
生徒(児童)のノートを見ると、間違ったところはすべて消ゴムで消し、×が付いた箇所は一つもなく、全部〇ばかりのノートを作っている生徒(児童)がいます。

几帳面なタイプの子に多いですが、こういう〇ばかりで、×の箇所がないノートの子は成績が思わしくないです。

 

間違ったところはバッチリわかるように残しておく意味で、基本、消しゴムは使わない!
つねに余白を作って、間違った時は、その余白に解きなおしをします。
次から同じ間違いをしないよう役立つコメントを入れておくとなお良いです。


ノート見本が高3生のものなので、何年か先のためと思って見てください。
いずれは必要になります。

間違ったところを×印をして、後から見た時にパッとわかるようにします。ノート見本
間違ったところを×印をして、後から見た時にパッとわかるようにします。

実はたまたま残っていた息子のノートです。
数学の成績もわかっています。
でも、このノートをみただけでも数学が苦手じゃなかったことがわかります。

たっぷりと余白を取っておくと使いやすいノートサンプル
たっぷりと余白を取っておくと間違った時の解き直しもしやすいです
間違たところがしっかり残っているノート見本

数Ⅲの内容です。内容を理解する必要はないでれすよ。

 

ノートの使い方はネットでも多々あります。
なかなかその通りにはノートが使えないものですが、
「勉強しなさい!」より、
こんなノート使ってみない、とか
こういうノートの使い方があるようよ 
という声かけが子どもには嬉しいでしょう。

アッという間に一冊のノートが使い終わります。
「ノート、無くなったんかい、いいことだ。ノートならいくらでも買ったらいいぞ!」
と応援ついでに褒めてあげてください。

親のいいかかわり方


算数が苦手な子は、
とにかく早く終わらせたいので
乱雑な字で、
どこでどの計算をしたかわからない
ノートになっています。
小学校2,3年のうちなら、そのクセを直すのは容易です。

ノートのことを書きましたが、学習効率を上げる文房具は他にもあります。
今まで、文房具で学習効率を上げるなんて考えたことなかった方は、お子さんと一緒に文房具コーナーを見てみるといいです。

 

 

 

 

 

やる気の出る家庭環境の作りの工夫3つ

学校での学びと日常生活を結びつけるような会話、特に質問を工夫します

「習うより慣れよ」の日常を作るような会話、お子さんから疑問や質問が出るような工夫を

買い物、食事準備、遠出(ドライブ)の機会を活用し、お子さんがやってみたいという気になるイベントになるような工夫を

 

3つの環境つくりをすることで、
お子さんが学習への興味関心をなくすことなく学校での学びが身につきやすくなります。

学校での学びと日常生活を結びつけるような会話、特に質問を工夫します

覚え込ませようとせず、毎日の生活で自然と使うようにさりげなく
質問をする形の会話
を工夫します。

例えば、

今 445p だけど、500p になったら、もらえる商品券で、スィーツ買おうか。
あと 何ポイント?

と聞いてみるといったことです。

スーパーのポイント

これを
スーパーのレシートを子どもに見せて、
「今ポイントが 445p 。あと 55p で500円の商品券がもらえる」
と言っても子どもには特別何の役にも立ちませんね。

 

教えて!
教えて!

でも、教科書をパラパラ見ておいても、学校でそのことをいつ習うかはっきり知らないし、わかったとしてもタイミングよく会話するのも大変ですが、、、、、

yoshi先生
yoshi先生

そんなに神経質になる必要はないです。必ずしも学校の勉強に合わせる必要はないです。

 

算数の先生
算数の先生

学校で少数を習っていなくても、スーパーまで0.5km、往復で何km?

「1km」って、お子さんが答えられれば、すごいね!て褒めてあげて、次にいい機会があれば、0.7kmの往復をたずねたらいいです。

 

「習うより慣れよ」の日常を作るような会話、お子さんから疑問や質問が出るような工夫を

例えば、

4分の1カットのスイカを買ってきた時に、
「元々はこの4倍の大きさだったわけね」
と言う。

次の時は写真のようなスカを買ってきて、
「これ2分の1カットのスイカ」
と言い、
「こう切ると、切ったひとつは4分の1カットというわけ」
と言って切ります。

こんな日常があれば、
4分の1カットのスイカを下のように半分に切って出したら、
「これ、何カットっていうの?」
という疑問(問いかけ)が出そうですね。

スイカのカット

疑問というより、
「大きいスイカが、8個別れたことになるから、8分の1カット?」
という確かめになるかもしれませんね。

3年の4月だと

・近所のスーパーまで一緒に行きながら、「スーパーまで500m、これ 0.5kmともいうのよ」と言ったとしましょう

1km=1000m は、まだ習っていません。
まして 500m は 0.5km は、
かなりレベルの高い内容です。
でも、いいんです。
「〇〇まで300m、これ 0.3km 」を自然な会話となる場面で繰り返します。

お子さんから
「90mはkmで言うとどうなるの?」
という疑問(問いかけ)や
「1090mはkmで言うとどうなるのかな?」
という疑問(問いかけ)が出てくるのが理想です
が、無理せず「習うより慣れよ」の日常を作りましょう。

使っていくうちに慣れていきます。
これを学校の教室の中で机に向かい覚えよという方が無理があります。

 

 

買い物、食事準備、遠出(ドライブ)の機会を活用し、お子さんがやってみたいという気になるイベントになるような工夫を

日常生活の中で算数を使う場面としては、

・スーパーなどでの買い物(買い出し)
・料理を一緒に作る(食事の準備)
・旅行(ドライブ)計画つくり

などの時、さりげない会話がしやすいと思います。
最初は、会話のネタを探すのが大変でしょうが、慣れるのにそんなに時間はかからないはずです。
また、結構褒めてあげるきっかけになります。

料理のレシピに○○と△△を ◎:◇ と書いてあったら、休日にお子さんと一緒に料理作りをしましょう。
このような体験が理解を早め確かなものにします。

比の計算のサンプル

時速という考え方が理解できているならば、
ドライブに行く前、地図を広げ、
「平均時速40kmとして、2時間運転したらひと休みしたい」
という親としての希望を伝え、休憩の場所をお子さんに決めさせてあげてください。
そこまでの距離は google map などで出発地点と目的地をセットしたら、わかりますよね。
ただ、この場合、所要時間も出てしまいますので、使い方注意ですが、、、

 

小3で壁につまずく子つまずかない子 違いは、

学校での学んだことをどれだけしっかり復習定着させたかより、
算数なら、単位換算,小数,分数,時刻といった数を毎日の生活の中で使っているかどうかです。
※少数,分数,割合,倍,単位当たりの大きさの概念などは先取をしていてもいいです。

今、お子さんが小学3年4月の時として家庭での会話や体験(行動)をチェックしましょう。

上手く会話できそうにない

【算数】つまずきやすいかどうか簡単チェック表

 

以下のような会話や体験これまでに ある?ない?

※ そっくり同じ会話や体験ではなく、似たような会話や体験があるかないかです

家族でドライブするとき、「家から目的地まで〇km」「家から目的地まで〇.km」といった会話

「近所のスーパーまで500m」たまに「スーパーまで0.5km」と言うことがある

買い物をしながら「うまい棒1本だと12円、10本買うと支払う代金は?」と聞くことがある

家にアナログ時計があり、子どもに今の時刻をたずねることがある

[丸い物探し]をしたことがある, おたまの縁、テニスボール、ピザ、、、

「ボールは丸いけど、円?球?」「お茶の筒は、真上から見たら…、真横から見たら…の形」とか聞くことがある

「去年の身長は1m20cm、今年の身長は1m25cm 何センチ伸びた?」と聞くことがある

食事前と食事後に体重を図り、何gくらい変わったか家族で調べたことがある

料理するとき、子どもに「牛乳200mLを計量カップで計って」といったことを頼むことがある

6Pチーズ1個17g。2個で何g、3個だと何gか? また、計ってみたことがある

 

【判定基準】
あればあるほど「つまずきにくい」わけではないです。
しかし、ひとつもないと今後「つまずきが生じやすい」です。
こういう体験の有無は、語彙力にも影響を与えます。
文章問題の得意不得意の差が出るきっかけになります。

さて、6Pチーズ。
実際に計ってみると

6pチーズの重さ
分数の考え方にも使えます

2個の時、誤差が出ました。
そんなこともあるでしょう。
「たぶん、1個17gよりちょっと重いんだろうね」と言った会話のネタにしましょう。
6Pチーズは分数の意味の話にも使えるすぐれものです。

6pチーズ2個の重さ
分数の約分の考え方の理解にもつうじます。
なんかできそう

次にチェック表より少しレベルアップした会話や体験を

上のチェックに書いたことを[基礎]としておきます。
[基礎]の会話体験をしたことがあるなら、レベルアップした会話や体験をしましょう。
こういう日常会話体験は算数の理解の上で、大変有効です。

30本のお菓子を均等に分ける
約数の考え方の基礎となります

・徳用チョコレートパック 30本入り、ある日は6等分、次の日は3等分、別の日には「等分するとき、何通りの等分ができる?」って聞いて、試させてあげる

・家にデジタル時計があり、子どもに50分後に・・・をするよというようにする

・母子手帳を出してきて「今年の身長は1m25cm、三歳の時95cm 何センチ伸びた?」って聞く

・買い物をしながら、「うまい棒1本だと10円、10本まとめ買いすると1本分お得になる。支払う代金は?」って聞く

・2つのお椀を並べ、真上から見て「どっちの縁(円)が大きい?」

・大きなケーキを買ってきたとき、食べる人が4人なら、「4等分するね」と言って切る、または切らせてあげる

・近所のスーパーまで500m、たまに子どもに「スーパーまで0.5km」という

・あるところまで行って帰ってくるとき、「片道1.2kmだったら、往復は何km?」って聞く。次は1.6kmの所に行く

・意図的に財布の中に小銭を一杯にしておいて、「いくらあるか調べて」と頼んでみる

ドライブしながらがいいけど、「高速道路を時速80kmで2時間走った。何km走った?」といった会話をする

・チョコレートパック 28コ入り、ある日は4人に分けてみる、別の日は5人に分けてみる

あまりのある割り算
チョコで考えるあまりのある割り算

小学3年生では、単に余りがいくらか?だけではなく活用していく問いかけがあります。

あまりのある割り算の活用の1パターン

 

 

 

 

 

 

参考 2年3年の算数主な学習項目

具体的に何月ごろ、どのようなことを勉強しているかはよくわからないと思います。
何月に、どんなことを学んでいるかよりも

ぱらぱらと教科書をみて、
イラストが描いてあるところを見つけます。
それを見ておくと普段の生活のどんな場面でどんな会話をし、どんな体験をさせてあげたらいいかイメージしやすくなります。

【2年生で習うこと】

・10000までの数
・かけ算 九九
・長さ 単位1cm=10mm
・たし算とひき算のひっ算
 例 繰り下がりのある (2位数)ー(1,2位数) の筆算のしかた
・身の回りの図形 三角形四角形
・分数のいみ
・時刻と時間  時計 1日=24時間

全体と部分の区別

【3年生で習うこと】

・1億未満の数
・2けたをかけるかけ算
・あまりのあるわり算
・長さ 単位1km=1000m
・重さ 単位1kg=1000g かさ 1L=1000mL
・たし算とひき算のひっ算
 例 百の位から一の位に繰り下がる計算
・身の回りの図形 円と球 二等辺三角形正三角形
・未知数を□にして式に表す
・少数 例 簡単な小数の加減
・分数 例 同分母分数の加減
・時刻と時間 単位1分=60秒

分数のかけ算の考え方
4年生の最初の算数

 

 

終わりに 子の意欲を高めるために

子の意欲を高めるたる日常のちょっとの工夫と見落としがちなこと

① さりげない会話(ちょっとした工夫)
② 鉛筆を持たない方の人差し指(見落としがちなこと)

最後にこの2つを書いて終わりにします

さりげない会話(ちょっとした工夫)

時計を見ながら、
「3時になったら、おやつにしよう」
って言います。
次のときは、(時計を見たら2時15分だったとして、)
「45分後におやつにしよう」
って言います。
そういう会話をいろいろしていたら、
「3時におやつよ、あと何分後?」
と聞けば、(その時が2時15分だったら)
「45分後」
って返事が出来そうですよね。

アナログ時計を日常生活で活用

 

算数の成績アップのためと受け取られないよう、さりげなく会話したり体験をさせてあげたりする。
いかに下心を見せないか、慣れてくるまでは大変でしょうが、ここが親の腕の見せ所です。

一緒に買い物に行くとき、
ドライブするとき、
料理を作るとき、
テレビを見ているとき、
お風呂に入っているときの
ちょっとした何気ない会話の工夫が子どもさんの勉強への関心を高め、それは学校での学習の理解をすごく助けます。

鉛筆を持たない方の人差し指(見落としがちなこと)

ポイントは、「鉛筆を持たない方の人差し指です」
小3あたりから音読の宿題が少なくなります。
音読をしなくなると
読んでいるつもりが
実は読んでいない(ただボーッと見ているだけ)状態になっている子どもさんがあります。
本人も親も気づかないまま、学力が下がっていきます。
そこで、教科書の文章を人差し指でなぞりながら確認する(黙読する)習慣をつけます。
算数の文章問題など、必要なことはノートに写しながらしたらいいので、鉛筆を持たない方の人差し指を活用します。

鉛筆を持たない方の手の役割
音読の時から、鉛筆を持たない方の手の人差し指で文をなぞる習慣があるといいです